「県西産直」ってどんなところ?
“県西地区の恵まれた環境”
「県西」というのは茨城県の西にあるからです。このあたりは利根川、鬼怒川、小貝川が流れ、その支流がさらに細かく流れていて農業に適しています。
関東平野にあるので、大消費地東京に短時間で運べる利点があります。これらの有利な条件を生かして、消費者の皆様の多様なご要望にお応えしています。
“交流も大切にしています”
安全な食糧を安定的に供給するためには、消費者の皆様との交流を進めることが大切だと考えています。生産者の顔が見えるだけでなく、どんなところで、どのように作ったかが理解してもらえるからです。
夏には多くの方が見学に来られます。スイカ、トウモロコシ、枝豆、梨などの収穫体験は人気があります。
「安心」「安全」への取り組み
安心安全な野菜作りは土作りからはじまります。私達は定期的に「土壌分析」を行い土壌の状態を確認し、化学肥料の使用を極力減らして堆肥や有機肥料を中心とした改善を繰り返しています。
また加工時に発生する野菜くずを使用したり、休作時期に麦や牧草を育てて、緑肥として畑にすき込んだりするなど(病気の予防対策、連作障害の防止、地力の回復効果がります)環境保全型の農業に取り組んでいます。
生産部会では、野菜ごとに使用可能な農薬の中から最低限に絞り込んだ統一農薬を決め、使用回数を抑える努力をしています。また、いつ誰がどのように栽培したかという栽培記録も明確にされており、安心してお買い求めいただけます。
より新鮮な美味しさをお届けするために
青果物の鮮度保持のため、収穫後、直ちに冷却を行い、活発な呼吸作用を抑制することを「予冷」といいます。
通常の冷蔵庫だと温度を下げて中心部まで冷やすには相当の時間が必要で、その間に野菜が汗をかいたりして、品質の劣化につながることがあります。真空予冷装置は、 20分程度で中心部まで冷やすことができ、(万全ではありませんが)とりたての鮮度と味をより長く保つことができます。
真空予冷装置は、レタスや、ブロッコリー、トウモロコシなど、気温の高い時期に品質劣化の早い青果物に使用されます。特に、蕾(つぼみ)の固まりであるブロッコリーは温度変化に敏感で、気温が上がる時期は取り扱いが難しい品目でしたが真空予冷することで劣化速度を大幅に抑制することが可能になりました。